学術集会

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学術集会

抄 録

アスペルギルス2 

B-07

慢性肺アスペルギルス症に対するLiposomal amphotericin B間歇投与

演者:藤田 昌樹(福岡大学病院 呼吸器内科)

 慢性肺アスペルギルス症は治療に難渋し、長期間の抗真菌薬投与が必要となる。ところが、外来診療ではVoriconazole(VRCZ)とItraconazole(ITCZ)の2つのアゾール系抗真菌薬しか選択肢がないのが現状である。Liposomal amphotericin B(L-AMB)は比較的長い半減期を持っており、外来診療での治療が行える可能性が示唆される。今回我々は、慢性肺アスペルギルス症3症例に対して、L-AMBを2.5r/s/日週2回1か月間投与という、外来でのL-AMB間歇投与による慢性肺アスペルギルス症治療を試みたので報告する。L-AMB間歇投与により、3例中2例は症状の改善と、画像上は若干の改善のみであるが、空洞壁の縮小が認められた。有害事象は倦怠感1例、経過中発熱1例であった。1か月の投与後、無加療にて経過を見たが、いずれの症例でも増悪を認めなかった。外来L-AMB間歇投与療法は肺アスペルギルス症治療のオプションとして使用できることが示唆された。