学術集会

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学術集会

抄 録

カンジダ症1 

A-03

持続するカンジダ血症を呈した症例の検討

演者:宮里 明子(埼玉医科大学国際医療センター 感染症科・感染制御科)

侵襲性カンジダ症の診療において、血液培養は診断のみならず治療の効果判定においても重要である。 血液培養が持続して陽性となる症例は、予後にも影響することが知られている。今回我々は、血液培養 が1週間以上にわたって陽性となった症例について臨床的に検討した。

方法と対象:

2007年4月から2014年8月までに当院で入院加療を行った症例を対象とした。中央検査部の データから、血液培養でカンジダ属が検出された症例を抽出し、診療録から基礎疾患やCVカテーテル 留置の有無、抗真菌薬治療などについて検討した。

結果:

7年間で85症例(155件)において血液培養が陽性となった。患者年齢は0〜97歳(中央値70歳) であった。1週間以上にわたって血液培養陽性となった症例は14例あった。原因菌種の内訳は、Candida albicans 6例、C. parapsilosis 4例、C. tropicalis 1例、C. glabrata 1例、その他2例であった。カンジダ血 症が持続した理由としては、人工血管グラフト感染やCVカテーテル留置に関連した血栓形成、CVカテー テル抜去困難などであった。